県央コースピースリングツアー

生活クラブ環境チームの県央ピースリングツアーに参加しました。大和駅に集合して厚木基地を見学してから座間キャンプ、相模原補給廠を回るコースです。今回私は厚木基地のガイドを務めました。

公園の北側に厚木基地の滑走路があるため、公園の真ん中に誘導灯があり操縦士の顔が見えるのではないかという高さで低空飛行しています。ゆとりの森ではたくさんの子どもたちが公園の遊具で遊んでいますが危険と隣り合わせです。
1964年米海軍厚木基地から飛び立った空母艦載機が大和市上草柳の舘野鉄工所に墜落。経営者の舘野さんの息子3人ら5人が死亡、3人が重軽傷を負いました。1977年厚木基地を離陸したファントムジェット偵察機が横浜市緑区蒔田町(現在は青葉区)に米軍機が墜落しました。この事故により住民2人が死亡、7名の負傷者、家屋の全焼2棟の被害が生じました。その他にも大きく報道されていませんが飛行機の部品の落下事故が起きています。住宅密集地の上空を飛ぶのは日本だけで事故が起きれば甚大な被害につながります。岩国基地に移駐後、騒音被害は減ってきましたがオスプレイが飛来したり、多国籍軍の訓練をしたりと別の使われ方がされるようになってきました。私たちの日常が常に危険に晒されていうことについて声をあげていかなければなりません。

座間キャンプは旧陸軍学校だったのですが戦後は米海軍の住まいになっています。フェンスの外は日本の家屋が沢山ある中でフェンスの内側は広々とした敷地の中にポツリポツリと家が建っており対照的です。

補給廠は米軍の倉庫的な役割です。これから横須賀基地や厚木基地へ運ぶものが一時的に保管されたり、逆にすでにいらなくなったものが置かれたりしています。一部は返還されて運動公園となっていますが、使われなくなった倉庫などがそのまま放置されています。

PFASの問題などまだまだ解決されていない課題もあります。他市の議員と情報共有しながら解決に向けて活動していきます。