12月一般質問 市の施設めぐり

市民が施設を理解することについて

 以前大和市の施設をめぐるツアーがありましたが今現在はなくってしまっています。しかし大和市にどのような施設があって、どのような人が働いていて、どのように使われているのか市民が知ることはとても重要なことではないでしょうか?

 百聞は一見にしかずという言葉がありますが、実際に訪れて実際に見て肌で感じることが大事です。施設のことを知ると今まで興味なかったことにも注目したり、今まで気づかなかったことも考えるようになります。自然や環境ついて考えるきっかけにもなります。そのことによって市民から気づきや提案を聞くことができます。大和市も10年前より人口が増えていて若い世代も増えています。防災パークやシリウスや子どもの城など13年前にはなかった施設も増えています。

 政治は議場で話し合いがされるので遠くのことと思いがちですが、もっと身近なものであり生活そのものです。自分たちが声をあげれば届くということをもっと感じてほしいと思います。自分たちの街がこうあって欲しい、こうしたらもっと良くなるのに、みんなで住みやすい大和市を作っていきたいという気持ちが政治に参加することにつながります。施設めぐりによって市の事業を知ることは、市民にとってその目覚めの一歩になります。政治に参加する市民を増やすためにも必要なことだと思います。

以前施設めぐりをしていた事業の目的と見学可能な施設の広報について聞いたところ、施設めぐりは市内公共施設などをバスで移動しながら見学する事業として、市政への理解を深めていただくことを目的に実施していた。参加者の減少や応募者の不在やキャンセルによる中止が増加したため、平成23年度に発止となっている。現場へと足を運び、現地の空気を肌で感じることは、意義のあることと捉えているが、一方で、市民ニーズの減少により継続が困難となった事業であるため、再開については難しいと考えている。「施設めぐり」は終了となったが、消防本部や環境管理センターなど施設見学の受け入れは引き続き実施しており、今後はこうした施設の見学について、周知の充実を図っていく。また、現代のニーズに合わせ、市内公共施設を紹介する動画をYouTube チャンネルに掲載しており、今後、充実していくとの答えでした。

消防本部や環境管理センターの施設見学を受け入れしているということは残念ながら市民にあまり知られていません。ホームページなどで随時見学できることをもっとアピールしていくべきだと思います。ホームページや動画で見ることができたとしても、実際に訪れて見て肌で感じるのとは違います。音や匂いを感じたり実際に見て体験して事実を知るということには敵いません。

市の施設について理解を深め、市の事業に興味を持ってもらうことが必要です。13年前の状況とは違い若い世代も増えてきています。今まで通りの企画だけでなく、夏休みの課題に子どもと一緒に参加して市の施設について考えてもらうような企画があってもいいのではないでしょうか。市民の協力を得たり考えを聞くためにも施設めぐりは必要だと考え、年に一度でもいいので市の施設をめぐるツアーを企画していただくことを強く要望しました。