環境管理センター見学に行ってきました。

 4月10日、大和市の環境管理センターに吉田ななサポータズの参加者希望の方々と一緒に見学に行ってきました。

 1番はじめは容器包装プラの処理場を見学させていただきました。毎日4トン弱のプラゴミが処理されていますが、しゃべるカーでゴミを運びベルトコンベアで選別された後破砕機に入れる、風力選別され、人の手による分別作業も経て、200㎏の四角いペールに固められます。大和市は負担しているのは収集して運搬して固めるまでです。その後は委託業者によってマティリアルリサイクル(パレットや車のバンパーなど)とケミカルリサイクルされます。
 容器包装プラは容器包装リサイクル法という法律があってリサイクルにはメーカーが負担しています。対象のなるのはプラマークがあるものです。
昔は過剰包装が流行っていて自治体処分場がいっぱいになっていました。容器プラを処理するのを税金で払うのはどうなのかということになりメーカーが負担することになりました。最近のペットボトルがぺこぺこなのはそのためです。製造者責任になってから過剰包装もなくなり以前よりも3割程度になったそうです。
 横浜市では製品プラスチックも資源化を始めています。製品プラスチックは10割が市町村のリサイクル料を負担しなければならないためお金のある横浜市は先進してやっていますが、令和13年度までには製品プラスチックもリサイクルしなければならななるため海老名市、座間市、綾瀬市と4市の中地域計画を立ているところだそうです。

 次に見学させていただいたのは不燃物ゴミ処理施設です。
不燃物プラットホームからベルトコンベアで上がってきたものを手選別。金属とプラスチックに分けたり、アルミだけ取り除くことができます。その後10センチくらいに破砕されます。5名の方が手選別を行いますが技術もいる中で大和市でも昨年発火したことがありました。今後市民にもわかりやすく啓発していかなかればなりません。

 次は生ゴミ処理施設です。3機あって900度の熱でもやし1日110トン燃やします。発電量は2機で3100キロワット、1機の時には2000キロワット弱。管理センターと公園プールに使っていますが余った時には東京電力に売電します。エアカーテンにより臭いが外に出ないよう工夫がされています。
焼却灰はは道路を埋める材料に使っているそうです。今年度は鎌倉から1日、20トンのゴミを引き受けて燃やることもしています。

 蒸気タービンの整備にに5億5000万かかり、国からは2億もらっています。今の施設は令和20年まで使えますが、その後のことはまだ決まっていません。今後、令和20年以降の施設のこともどうしていくのか考えていかなかければなりません。

 会議室に戻ってからリチウムイオン電池による発火の啓発についてビデオを見ながら学びました。一見プラスチックに覆われてわからないのですがハンディファンやイヤホンなどにリチウム電池は入っています。日本全体で被害額が100億円もかかっています。それほど多くの事故が起こっていることになります。手選別で仕分けをしており危険が常に伴う現場で働いている人がいることを意識して、しっかりとゴミの分別をしていかなければなりません。
ゴミを出す時にこれはどうなのか迷ったら、今一度どのような出し方がいいのか調べてみることも大切です。

 また生ゴミを堆肥に変えていく方法として生ゴミ処理機が申請できていましたが、もう少しお手軽なものとして令和7年から生ゴミポンポストバックも助成されることになりました。生ゴミを、堆肥にして循環させることができたらゴミの量が減らせる上に肥料として使えてリサイクルできます。今年度は先着100個まで、レシートを添付すれば2000円補助が出るそうです。是非ともチャレンジしてみたいと思います。

 今日は見学させていただきゴミの分別の大切さを改めて感じる1日となりました。私たちもしっかりと分別してゴミを出さなければこの先に人の手によって仕分けされ、危険が生じることも知りました。どのようにリサイクルされるのか知ることで意識を持って出さなかればならないことも再認識しました。特にリチウム電池についてはよくわからないから適当に出すのではなく、きちんと調べて出していかなければならないと思います。
ゴミの可能性について考えるとともに、今日知ったことを周りにも伝え啓発していきます。