三重県桑名市「桑名福祉ヴィレッジ事業」を学ぶ

厚生常任委員会の1日目視察は三重県桑名市の「桑名福祉ヴィレッジ事業』に行きました。

 国が提唱する「地域共生社会」の理念を推進するため、新しい福祉の形として多世代共生型施設(仮称:福祉ビレッジ)
の整備を促進しています。ヴィレッジの敷地内に低所得者の養護老人ホーム、母子生活支援施設、保育所、地頭発達支援センター生活介護事業所、公園、集いの場があります。養護老人ホームと保育所は隣にあり、養護老人ホームの体操をしたりご飯を食べる広間から子どもの姿が見えるので高齢の方には刺激になっています。子どもたちも歌を歌いに行くなど交流があります。保育所で発達に心配がある時は発達支援センターで診てもらうことができるなど施設が近くにあることで連携がとりやすくなっています。「支え手」「受け手」という枠を超えた互いに「支えあう」関係性の創出をすることができます。

【住まいのエリア】     【通いのエリア】
養護老人ホーム       保育所
母子生活支援施設  ➕    児童発達支援センター   ➕ 公園(ビレッジセンターと店舗)
生活介護事業所        近所の憩いの場

公園に親子で遊びに来たり、集会所には近所の主婦や子どもたちの居場所になっています。また集会所の隣には発達支援センターの方達が作ったお菓子を販売したり、生協が入って食料も売っているので近所の方たちが買い物に来ます。
自治会の方が花壇に花を植えたり、畑を耕したり地域ぐるみでヴィレッジを支えています。

大和市でこのような大きな敷地にいろいろな施設を作ることは難しいかもしれませんが、様々な施設が連携しあえる関係性の創出は学ぶことが多いと感じられました。地域を人たちを巻き込んで支える仕組み作りを大和市でも提案していきたいです。