3月議会一般質問「インクルーシブなまちについて」

「インクルーシブ」とは、「包括的な」「包摂的」「すべてを含む」といった意味を持つ言葉です。「あらゆる人を排除せず、分け隔てなく受け入れる」姿勢や仕組みを指します

障がいの有無、性別、年齢、国籍などに関わらず、多様な人々が社会の一員として認め合い、共生することを目指す理念です。

インクルーシブはしばしば「ダイバーシティ(多様性)」とセットで語られます。ダイバーシティが性別、年齢、障がいの有無などの「違いを認めること」に重点を置くのに対し、インクルーシブはその「違いを受け入れ、誰もが能力を最大限に発揮できる環境を構築すること」**に焦点を当てています。多様な人々が集まるだけでは不十分であり、互いを尊重し合い、組織の一員として受け入れられる状態を作ることが目標です

明石市には「すべての人が自分らしく生きられるインクルーシブなまちづくり条例」があります。日本におけるインクルーシブな社会づくりの先駆的な取り組みです。

髪の色、年齢や障害の有無などは様々で、一人ひとりが違う存在であり、一人ひとりが大切な存在です。すべての人にやさしいまちづくりを進めている明石のまちで、みんなが自分自身を大切にし、自分らしく生きられるようになってほしい。みんなで一緒に、そんなまちにしていきたい。そんな思いを込めて、「すべての人が自分らしく生きられるインクルーシブなまちづくり条例(略称:あかしインクルーシブ条例)」がつくられました。

条例の基本的な考え

①要支援時の確実な支援
社会的な孤立を防ぎ、すべての市民が安心して暮らせる社会を目指します。

②障害者等の社会貢献
「支援される人=弱者」と考えるのではなく、障害がある人たちが自ら考え、関わっていくことで、社会全体にとって良い効果を生み出すと考えます。

③インクルーシブ理解の広がり
インクルーシブという言葉や考え方を理解してもらうため、わかりやすく伝えていきます。

④個性を生かした能力の発揮
この人の個性がそのまま尊重され、誰もができる範囲で最大限の力を発揮できるような社会を目指します。

主な取り組みは

  • あらゆる差別の解消(第8条)
    まちのみんなで、あらゆる差別を解消するために必要な取組を進めます。
  • 障害者等の参画(第9条)
    障害がある人等と一緒に話し合いながら、何が必要かを聞いたり、これまでやってきたことを検証したりします。

③情報の確保及び利用(第10条)
障害者等を含む誰もが、必要な情報が得られることができるように工夫する

④市、市民、事業者及び関係機関の連携協力(第11条)
市や市民、事業者などは、お互いに連携協力し、一体となって、インクルーシブな取組を推進します。市は中心になって、これらの連携を進めます。

また商店や団体が、障害のある人に対して必要な配慮(合理的配慮)を行うための費用、例えば点字メニューや筆談ボード等コミュニケーションツールの作成や物品の購ポータブルスロープ等やバリアフリー工事(手すり設置や段差解消)に助成しています。

タブレット端末による聴覚障害者支援や、市立図書館における障害者サービスの充実、手話通訳士などの資格を持つ人を正規職員として採用し、当事者目線での施策を推進しています。

お店や施設のバリヤフリー改修などハード整備の過程で当事者や専門家が参画し、助言を行う仕組みでインクルーシブアドバイザー制度があります。

明石市の条例はインクルーシブ政策のモデル、共生社会条例として全国の自治体が参考にしています。
大和市でもすべての人が自分らしく生きられるインクルーシブなまちづくりができたらいいなと考えます。

今回私の元に、車いすを使用している方からトイレ使用時に立ち上がる時に、手すりが必要。バリアフリートイレなど情報が載っているものはないか調べたところ

担当課がなく、管理しているところが施設ごとに違うことがわかりました。

市庁舎は管財課

保健福祉センターは福祉総務課

シリウスポラリスは図書学び

べテルギウスは子ども青少年みらい課

コミセンはつながり推進課

スポセンはスポーツライフ課

やまと公園、泉の森、ゆとりの森はみどり公園課

環境管理センターは施設課

今現在各施設に管理が分かれているからこそ一覧にする意味があるのではないか?

その情報を共有することで、市民の方々も施設で働く職員のためになるのではないか考えます。

そこで質問します。

・市内の公共しせつにおけるバリアフリートイレの整備改善をどのようにおこなっているか?

バリアフリー法や、「神奈川県みんなのバリアフリー街づくり条例」に基づき、ユニバーサルデザインの視点を取り入れ、公共施設のトイレの整備を進めている。

公共施設の建設時には、バリアフリートイレを設置している。

既存施設のトイレ改修時も、利用する方の視点に立った設計に努めている。
今後も継続する。

・バリアフリートイレの一覧を作り、ホームページを含め情報公開をしていく必要があると思うがいかがか?

市内公共施設におけるバリアフリートイレの一覧について、オストメイトや車椅子対応など、取りまとめた一覧表の作成やホームページへの公表を含め、周知方法などについて検討する。

要望

市内公共施設におけるバリアフリートイレの一覧について、オストメイトや車椅子対応など取りまとめた一覧の作成や周知方法について検討をしていただけるとのこと、前向きなご答弁をいただきありがとうございます。

情報が共有されることで市民の方が出かける前の安心につながると思います。

また施設で働く方々がこの施設には何が備わっているのか、市民が利用する時に立場にたってどんなだと利用しやすいのか、興味を持ったり考えたりすることが大事だと考えるので、今回のことがきっかけになったらいいと思います。

これからの都市政策には、福祉とまちづくりを一体化させたインクルーシブな視点が必要ではないでしょうか。

今回はきっかけがバリアフリートイレについてのことだったのでバリアフリートイレの一覧をお願いすることになりましたが、障がいをお持ちの方の視点だけに限らず、高齢者、子ども、妊産婦、病気の人、外国籍を持つ方々など様々な視点にたった情報の提供がされるよう強く要望致します。

この大和市でもすべての人が自分らしく生きられるインクルーシブなまちづくりがされていくよう期待しまして吉田ななの一般質問を終わります。