神奈川の基地を知るピースリングツアー
県央地区のピースリングツアーを行いました。大和市と綾瀬市にまたがる厚木基地のすぐ隣りにゆとりの森公園があります。公園内に誘導灯があり公園の上空を飛行機が頻繁に飛んできます。タッチアンドゴーという離発着訓練があるときには騒音が絶えません。飛行機の部品や窓枠が落ちる事故も起きているので本当に危険と隣り合わせです。
「キャンプ座間」は旧日本陸軍士官学校として使用されていましたが、在日米陸軍司令部が置かれ幹部の人たちの住宅が立っています。日本の敷地に住宅が密集する中、フェンスの向こう側は広々とした芝生に平家の家がポツンポツンと立っていたり広い敷地のゴルフ場やテニスコートが見えます。
相模総合補給廠は相模原駅前にありながら、約214ヘクタールもの広大な土地が市民利用できないまま経過してきましたが、平成20年6月の日米合同委員会において約17ヘクタールの一部返還が合意されたほか、平成24年6月に後背地の約35ヘクタールも米軍との共同使用が合意されました。
平成26年9月には、日米合同委員会において一部返還が合意されていた約17ヘクタールが返還されました。変換された土地の一部は現在運動場として活用されていますが、相模原駅前の一等地が未だ活用されず、建物も老化はさたまま放置された状況が続いています。
騒音被害だけでなく、部品落下の事故があったり危険と隣り合わせです。またPFASなど川や地下水に有害物質が流れている問題を米国も国も認めていません。子どもたちが有害物質が検出されている川に入ったとき影響が心配されます。市民とともに調査し改善されるよう提案していきます。