12月一般質問 鶴間・南林間に図書利用できる環境を
子どもたちの読書環境
大和市では読書の持つ力に早くから着目し学校図書館のリニューアルや市立図書館を中心とした図書関連施設の整備を進めるなど、子どもの読書活動を活発にしていくための環境づくりに取り組んできました。
しかし、鶴間南林間地区に図書を借りるところがありません。大和駅のシリウスや中央林間の東急まで、子どもを自転車の前後に乗せて更に本を借りに行くのはとても大変だという声を聞きます。林間学習センターは老朽化に伴い工事を行なった際アンダンテに代わりました。その後中央林間図書館ができましたが、低学年の子どもが行くには大きな幹線道路を渡らなければならず、子どもたちだけで行かせるのに不安という声もあります。
鶴間・南林間に図書利用できる環境として公共の空きスペースに図書コーナーを作ることはできないかと考えます。鶴間南林間にも借りたい本を予約をしたり受け取りができるコーナーや子どもが手に取って気軽に読んだり、勉強できたりする図書室コーナーがあったらいいと思いますがいかが聞いたろころ、鶴間及び南林間地区に新しい図書室を整備することは、多額の予算も要することから、現時点では計画していないが、一方で、ご指摘のような市内での図書館サービスに地域的な偏りがあることも課題として認識している。そのため、図書返却ポストを市内の鉄道駅全駅や商業施設などに設置や地域の児童クラブなどへ団体貸出し、図書の貸出しや返却に有料宅配サービスも利用できるようにしたりインターネットを通じて閲覧できる電子書籍を大幅に充実させており、今後も市民が図書館サービスを利用しやすい環境づくりに努めていくとのことでした。
「子どもを読書に導く場をつくる」というところに当たると思う。4ヶ月でブックスタート、3歳6ヶ月でセカンドブックを実施し、子どもに絵本を読むことや読み聞かせのきっかけを作っているので、その後も子どもが手に取って気軽に読んだり、勉強したりする図書コーナーが、人の集まる市役所やオークシティなどの周辺にできたらいいと思います。また借りたい本を予約をしたり受け取りができるコーナーが欲しいという声も地域の方からたくさん聞きます。地域に根ざした読書拠点の支援という観点からも、鶴間・南林間地区の市の施設に図書利用のできる環境を作っていただくことを強く要望致しました。
児童館の図書について
新型コロナウイルス感染症の影響により、私たちの生活のあらゆるシーンでデジタル活用が推進されています。大人の世界だけでなく、子どもたちにとってもスマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイスはより身近な存在となりました。しかし「視力矯正が必要な生徒が増えていると感じる」「スマホ老眼”の生徒が増えていると感じている」と回答した養護教諭が非常に多く、単純な視力悪化にとどまらないデジタル機器の影響が出ています。
一方で放課後子どもたちがどこでどのように過ごすか問題になっています。2023年10月20日の朝日新聞で2023年10月20日の朝日新聞では「放課後どこで過ごしたら」という記事で学童保育は数が足りない、習い事は「お金がかかる」、公園は「禁止だらけ」で放課後こどもの居場所がないことを取り上げています。
子どもの居場所として児童館をより活用できないかと考えます。今現在どのような取り組みをされているか、子どもが多く集まる児童館において図書の充実をはかっていただきたいと考えるがいかがか聞いたところ、児童館では、地域の自治会を中心に構成された管理運営委員会が指定管理者として管理・運営を行い、地域の実情に合わせて、児童書や図鑑、漫画など様々な図書を取り揃えるなど、地域の子どもたちが気軽に読書ができる居場所となっている。各児童館では、アンケート等を通じて利用者のニーズを把握し、図書を購入、市立図書館のリサイクル図書の活用、企業・地域からの寄附などにより、図書の充実を図っているとのことでした。
下鶴間コミセンは今後立て直しが予定されており、今までより利便性も良くなくことから子どもたちが集まりやすい場所として注目されると思います。より一層の図書の充実を図っていただき子どもたちの心地よい居場所となるよう要望致します。また新刊図書など入りました際には効果的にアピールして、利用促進につながるよう努めていただくよう要望しました。