ノースドックってなあに?

「海から見る横浜ノースドック」のフィールドワークに参加しました。横浜港の観光地みなとみらい地区の臨港パークや大桟橋、ハンマーヘッドの真正面に広がるのが米陸軍の基地である横浜ノースドックです。面積は523,483㎡、水域107,500㎡あり、横浜スタジアムが20個入る大きさがあります。今回のフィールドワークではノースドックの近くを船で見学しながら、在日米軍基地の監視団「リムピース」の星野さんにお話しを伺いました。
ノースドックは米軍の装甲車や榴弾砲なと輸送の拠点であり、陸上自衛隊の出動拠点にもなっています。また「有事」に部隊を展開する際のRSOI(受け入れ、在中作戦準備、前方展開、戦力統合)拠点になっていたり、海軍特殊任務船の拠点にもなりますそのほかにも様々な揚陸作戦資材が置かれています。

その他にも米軍ヘリコプターがタッチアンドゴーや吊り下げ訓練、周回訓練場としても使用されています。また横田基地にオスプレイを搬入するときはノースドックに陸揚げされて埠頭から離陸して横田に向かう、横田のオスプレイを本国へ持って帰る時にもノースドックに飛来してここから貨物船に積まれて行くそうです。観光地である横浜みなとみらいの海沖でこんなにも色々なことが行われていることに驚きました。

今年2月ノースドックで新たに配備された小型揚陸艇部隊の運用が決まりました。国内外への迅速な部隊や物資の展開を行うとしていますが、港を管理する行政が全面返還を求めてきた中での機能強化に「実戦的な運用へと移行する可能性が高いと市民から懸念する声があがっています。また屋久島沖で昨年起きた米空軍輸送機オスプレイの墜落事故を挙げて「横浜の空も飛んでいる。危険なオスプレイの運用は認められない」との声もあります。
今後のノースドックの動きを注視していきたいと思います。


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