9月議会一般質問 街灯について

 街灯は、夜間に街を照らし市民へ安全と安心を与えます。街灯と言っても様々な種類があります。夜間における道路状況や交通状況を把握し、安全な交通のため道路を照らす街路灯、住宅や住宅地及びその周辺の暗い場所に防犯を目的に設置する防犯灯、その他にも公園内を照らす物や、商店街の照明など、様々な街灯があります。これらの街灯は、それぞれの設置目的により設置者、管理者が分かれていますが夜間における市民の安全で安心な生活を送る上で欠かせないものであります。

 街灯は防犯の面でも重要な役割を果たしています。暗い場所での犯罪の発生率を低下させたり、歩行者の不安感を軽減します。そのほかには夜間パトロールを効果的に行います。特に、生活道路を照らす街灯は防犯灯と呼ばれ、犯罪抑止を目的として設置されています。

 特に市民の生活に身近な防犯灯は、市内にはいまだ未設置で夜間に暗い道もあり、通勤や通学の際に不安を感じている市民の声も届いています。

 北部の公所地区の川沿いの住宅街はつきみ野駅より、南町田グランベリーパーク駅へ行く方が近く、通勤や通学に大半の人が利用しています。帰宅する際に町田市側は街灯があるが、橋を渡って大和市へ入ると街灯がなく暗い道を帰ることになって帰る道が暗くて怖いが300軒くらいの住宅が建っているため利用している人は非常に多いと考えられます。しかし若い世代が多く自治会に入っていない人が多く、自治会にお願いできない。自治会からの要望でなくても声を届ける方法はないのか?という相談が市民からありました。

 また先日行われた子どもミーティングの中で暗い道を帰るのか怖い。暗すぎで見えなくて転んでしまうというような声が出ている。冬は日が暮れるのも早く部活帰りに暗い道を帰らなければならない。塾や習い事の帰り道暗い道で襲われてしまったという事実が起きています。私も娘から学校や塾から帰宅する際、幹線道路を帰るときは怖くないけど路地を曲がった途端暗くて怖いから途中まで迎えに来てと言われます。子どもたちが帰宅する際に不安感じていることを解消するために対策することが必要だと考えます。

そこで質問します

質問1. 防犯灯はどのような流れで設置されるのか?防犯灯新設までの流れについてお聞きします。

質問2. 令和5年度の新設要望数と設置された灯数について教えてください

質問1.2一括答弁

例年、8月に自治会からの要望を取りまとめ、個人からの要望も含め、全ての要望箇所の現地調査を行い、市の基準に準じ設置間隔や照度等を勘案し、新設箇所を決定している。

令和5年度は、自治会68箇所、個人15箇所、計83箇所の新設要望があり、現地調査等を行った結果、47箇所に防犯灯を新設した。

質問3. 子どもたちから危険な箇所を聞き取ることはできないでしょうか?幅広く意見聴衆するための子どもたちを対象としたアンケート調査などについて考えをお聞かせください。

答弁 「未来のやまとこどもミーティング」にて、防犯灯に関する意見が寄せられていることを踏まえ、子どもたちの意見聴取については、アンケート調査の実施を含め、今後検討していきたい。

質問4.自治会を通じた方法の他、ホームページや電話でも声をあげられることは承知していますが、働いていて電話をかけることが難しかったり、電話をかけることにハードル高く感じている人がいます。PSメールやLINEでここから声をあげられますというような新設要望の手続きの更なる周知についてお聞きします。

答弁 新設要望手続きについては、市ホームページに掲載しているが、大和市LINEやSOS支援アプリ等を含め、有効な周知方法を検討しいきたい。

質問5.防犯灯を費用の面からLED化しています。しかし白熱灯に比べて広がりが少なく暗い箇所が多くなってしまうというデメリットもあります。大和市の規定では25mの間隔としていますが、福岡市では防犯灯の間隔を20mにしています。平成27年9月1日から見直しされていませんが設置基準の見直しが必要ではないでしょうか?

また全部の防犯灯を変えるのは難しくても今後新たに設置される防犯灯について間隔を短くしてはどうでしょうか?設置基準の見直しについてお聞きします。

答弁 現在の設置基準により、防犯灯の設置は適切に実施できていると認識しており、現地の状況に応じた設置間隔の最適化を図るなど、柔軟な対応を行っていることから現時点では、設置基準を見直す予定はありません。

 

要望 新規防犯灯の設置は自治会からだけでなく個人からの要望も含め現地調査を行った上で新設箇所を決定していることがわかりました。

 子どもたちの意見聴取については、アンケート調査の実施を含め、今後検討していきたいということでとても前向きなお答えでした。今までなかなか声をあげることが難しかった子どもたちの声が反映されて、不安に思うことなく安心して通ることができるような環境づくりをお願いしたいと思います。

 新設要望手続きについては、LINEやSOS支援アプリ等を含め、有効な周知方法を検討しいきたいとのことでした。今まで声をあげたいけど、どうしたらいいか分からなかった方に周知していただけることで困り事が少しでも解決して住みやすい街になっていくようお願いいたします。

 また川沿いの電灯については設置にかかる費用がとてもかかるということでなかなか難しいということですが、市民にとっては生活に密着した道であり毎日の生活に関わります。市民の方の不安が解決されるよう、価格や技術の向上などに注視しながら検討していただくことを強く要望いたします。