福井県あわら市ー重層的支援体制整備事業から学ぶ

10月19日(木)福井県あわら市

⚫️重層的支援体制整備事業

取り組み:日本の社会保障制度は「介護」「子育て」「障がい」と縦割りの制度で設計されているが、未婚化・晩婚化・高齢化で世帯規模が縮小し、身寄りのない高齢者や助けてくれる親族が身近にいない人が増加。複雑化・複合化した支援ニーズに対応する包括的な支援体制を構築するため1相談支援、2参加型支援、3地域づくりに向けた支援を一体的に実施。

市の組織としては健康福祉部の中に福祉課と子育て支援課と健康長寿課があり、福祉課の中に重層的支援体制整備事業、ひきこもり支援、成年後見核機関がある。

各分野の相談窓口が相談を受け止め(一次相談)、対応が難しいものや多機関の調整が必要なケースについて、総合相談窓口「福祉まるごと相談室」(二次相談)につないでいます。

各分野のグループリーダーがワーキンググループを設置し複雑化・複合的課題を解決するために調整。それによって社会福祉法人・NPO等に委託

感想:複雑化・複合化した問題があることはどこの地域でも起こっていることだと思うので今後は重層的支援が必要になってくると思います。どうしても縦割りの制度になってしまいがちですが、そこを取っ払って横のつながりで解決していくこが重要になってくると思います。あわら市はワンフロアで隣り合わせなのでコミュニケーションをとりながら横の繋がりができているとのことですが、あわら市より規模が大きい大和市で縦のつながりをとっぱらって横のつながりで解決していくことが今後の課題のように思います。