高齢者福祉を考える

 他市に暮らしている私の両親も年を重ね、日常生活はある程度出来るものの、少し離れたところへの移動については助けを必要としています。父は高齢になり免許を返納し、母は足が痛くなってバスに乗れなくなってしまった為に通院や買い物の際は、私と妹で交代しながら送迎し付き添っています。

 大和市の高齢者へのアンケートからも同じように移動手段で困っているという声が多く聞かれます。今後は、コミュニティバスの利便性を高めると共に、停留所にベンチを設けるなどして、高齢者の方が使いやすくすることが求められています。有償ボランティアの側面支援などを含めて移動しやすいまちづくりを提案していきます。

 また高齢者と子どもが一緒に過ごせる場所があったらいいのにという声も聞きます。私の働いていた保育園の関連施設には、デイサービスと小規模保育事業の保育室を併設する複合施設があります。高齢者の方が体操したり折り紙などをする向こう側で、子どもたち遊んだり歌ったりしています。別々に行動したり、時には一緒に過ごしたりできる場があります。子どもたちに刺激を受け、高齢者の方も生き生きと活動しています。また子どもたちも優しい声かけやふれあいによって癒され、双方にとっていい効果が生まれています。年齢や国籍を問わず交流できる居場所を増やし、地域で支えあう仕組みづくりを提案していきます。